ホメオパシーと疫病の続きです。

黄熱病

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1853年に大流行した黄熱病では、
当時の病院での一般治療の死亡率15-85%に対して、
米国ナチェズ地方におけるホメオパシー治療群での死亡率は6.43%
別のホメオパシー医Davisの報告では5.73%でした。


黄熱病に対するホメオパシー治療に関する本では、
Yellow Fever and its Homeopathic Treatment, Holcome (1856)

The Efficacy of Crotalus Horridus in Yellow Fever, C.Neidhard
(1860)
などがあります。



1862-1864年のジフテリア流行時の米国ニューヨークからのBradfordによる報告では、
当時の一般治療での死亡率83.6%に対して
ホメオパシー治療群の死亡率は16.4%でした。



1878年米国ニューオリンズにおける黄熱病大流行時には、
当時の一般治療での死亡率50%に対して、
ホメオパシー治療群の死亡率5.6%
と報告されています。



デング出血熱

Central Council of Research in Homoeopathy. CCRH News 1996-1997.

インドのデリー地方におけるデング出血熱大流行時に
ホメオパシー薬Dengueinum 30c
が少なくとも39,200人以上に投与されました。

10日間経過観察された23,520人において、
わずか5(0.125%)が中等度に症状が進行し、
残りは症状を示さずにすみました。

WHO(World Health Organisation)によると
デング出血熱流行時には、
感染しやすい状況下での発病率は40-50%で、
場合によっては80%を超えるとも言われています。



文責:森井啓二


引用:

臨床家のためのホメオパシーノート 基礎編 (Nanaブックス)
森井 啓二
ナナ・コーポレート・コミュニケーション
2010-09-18